ジャニーズアイドルすばるくんとの思い出
私が関ジャニ∞のファンになってたかだか5年ほど
中でもすばるくんのイメージはさまざまに変化している
私がファンになったころはまだ怖いイメージが先行していた
へそ曲がりの「怖くてしかたねぇ」がとりあえず怖かった
その歌い方、私は正直好きではなかった
でもすばるくんが歌がうまいのはもちろんファンになる前から知っていたことだし、すばるくんの歌声はものすごく好きだし、すばるくんの顔面は国宝級だと思っていたし。
ファンになってからすばるくんの誠実さ真面目さ面白さを知った。ああ、この人は信念をもって自分の音楽を貫いているのだなと思った。
2014年6月5日味園ユニバース主演が決まった朝、私が関ジャニ∞のファンをしていて1番テンションが上がった朝かもしれない。すばるくんが!!あのすばるくんが主演映画!!!いつのまに短髪!!!音楽映画!!!
歌うことに人生をかけた主人公ポチ男役!!!って、これ以上すばるくんに似合う役がないんじゃないかと思われる具合の抜擢。いやすばるくん以外務まらない!!!
その日一日は顔が緩みっぱなしであった。
街歩いてる人1人1人に「うちのメンバーのすばるくんが主演の映画やるんですよ~!!」って誇らしげに声をかけていきたい気分でもあった。(していません)
撮影情報が入るたびツイッターでは沸きに沸き、ソロでのドリフェス出演、主題歌にてソロデビュー、ロッテルダム…
約8か月の味園プロジェクトは素晴らしかった。私たちのすばるくんは「関ジャニ∞」を背負って一人で飛び出していた。私たちは存分に楽しませてもらっていた。
でも、そのころのすばるくんは私が見ていた時期の中では一番危なっかしかった。ポチ男の短髪をさらに刈り上げ(この時期のTLではファンによってバリカンがよく燃やされていましたね…)、笑顔などほとんど見せず、言葉も必要以上発することなく、魂で歌を歌っていた。全身全霊で表現していた。
ロッテルダムからメンバーに「終わったよ…」と力なく手を振るすばるくんをよく覚えている。「関ジャニ∞」のTシャツを着て1人歌っているすばるくんは、関ジャニ∞を背負いすぎ、と思われるほどの強さと危うさがあった。
実際にあの時にどう思っていたのか、それはもちろん本人にしかわからないことだけど、私としてはすばるくんなりに(見た目から)精一杯強がって1人関ジャニ∞というグループのために、ただひたすらがむしゃらに活動していた時期だと思ってる。
ただその時期にたくさん得るものはあったんじゃないかな、関ジャニ∞では見られないすばるくんの歌を何度も聞いた。歌で生きている人だ、と思った。
2015年、髪の毛が伸びていくにつれてすばるくん自身も丸くなっていった(気がする)。危なっかしい挑戦の時期は終わり、すばるくんは関ジャニ∞メンバーとして「クロニクル」からはたくさんの笑顔を見ることができた。「関ジャム」からはすばるくんの歌の可能性を感じる瞬間が度々あった。(私はsuperflyさんとのセッションが強烈だった)まだまだ私たちが知らない声を、この人は持っていた。
2016年、ソロカバーアルバムリリース。去年とは打って変わったような笑顔で歌うすばるくん。関ジャニ∞は背負っているけども、どこかフラットに歌を楽しんでいるようだった。
私はこのときの「元気を出して」が衝撃だった。穏やかな笑顔で優しく歌うすばるくん。照明はあたたかな光が差し、わたしはそれを見た瞬間涙が止まらなかった。こんなすばるくんは見たことがなくて、でもそれは私の好きなすばるくんで、ずっと見ていきたいすばるくんだった。好みでいえば、わたしはやっぱりこっちのほうが好きだった。
この年は目立った活動がなかったものの「罪と夏」「パノラマ」「NOROSHI」「なぐりガキBEAT」と素晴らしいシングルが続いていた。テレビでのパフォーマンスは常に最高、関ジャニ∞全員が「アイドル」を全うしていた。
特にすばるくん、その年のツアーエイタメでは今まで見せたことのないほどのアイドルぶりだった。自分のソロパートではカメラ目線&ウインク、カメラを見続けたまま笑顔で歌う、オモイダマ手を振りながら笑顔で歌う。
どうした??すばるくん??
私がこのツアー終わって最初に思った感想はこれだった。
でもその後の会場でも続けているようだし、テレビ出演でも同じことしているし、私はすばるくんの気が変わったのかな?それとも慣れないことして沸いてるファンを見て楽しんでいるのかな?程度で見ていた。なにより、私が大好きなすばるくんだったので、この変化は喜び案件であった。すばるくんも穏やかな顔して歌うようになったんですよ〜って過去の自分()によく語り掛けてた。嬉しかった。幸せだった。
2017年もすばるくんは変わらなかった。関ジャニ∞としての勢いもついてきた。
私はすばるくんをいつしか安心して見るようになった。
この人はアイドルグループ関ジャニ∞のことを強く思っている。何があっても大丈夫だと。
だから、あの一報が出たとき、私は100%信じていなかった。この人は絶対そんなことをしない。なんなら1番するわけがない人物だ。
4月15日11時、やっとつながったWEBページ、私は頭が真っ白になった。すっと血が抜けていくような気分になった。信じられない、いや、絶対ないと思っていた、
会見記事や映像を見て、状況の理解はできた。でもまだ正直納得はできていない。
私たちは彼らのことを知っているようで全然知らなかったんだなーと改めて実感。
すばるくんにとってのアイドルって何だったんだろう?
もしかしたらすばるくんは最初アイドルとしてじゃなく、「歌いたくて」ジャニーズに入ったかもしれない。でもジャニーズ=アイドルで、やりたいことしたいことにはたくさんの規制が生まれるし、ほかにやらなければいけないこともたくさんある。歌うことで生きているすばるくんには、ジャニーズはどう見えていたのだろう。
ロッテルダムでのすばるくん、クロニクルのすばるくん、関ジャムでのすばるくん、元気を出してのすばるくん、エイタメでのすばるくん…すばるくんはさまざまな顔を見せてくれた。でもどれも私には嘘に見えない。少なくとも私が見ていた5年間、すばるくんが無理してると思ったことは1度もない。その時その時の渋谷すばるなりのやり方でジャニーズを、関ジャニ∞を全うしてくれていたと思っている。
たかが私が見ていたのはすばるくんのジャニーズ人生21年のうちの5年なわけで、その前まではいろんな葛藤があったのかもしれない。でも私の中でのすばるくんはスーパーアイドルなんです。ちょっと見てて危ないけど、脆くて儚い夢のような、でも舞台に立つと1番に輝くキラッキラのジャニーズアイドルなんです。
すばるくんは途中で投げ出したわけでも、嫌になったわけでもなく、渋谷すばるというアイドル象を最後までやり遂げようとしている。やるべきことをやり遂げて、新たな夢が出てきたのなら、大倉くんも言っていたけど応援しない理由はないんだよね。
これはアイドルからの立派な卒業なんですよ。
こんなに誇らしいことがありますか??渋谷すばるが関ジャニ∞を通して新たな夢を見つけたんです。夢をみれるほど関ジャニ∞はおおきくなったんだよ。
でもどうしても「なんで?」と「寂しい」が勝ってしまう私の感情はどうすることもできないから、まだしばらくはメソメソしておきます。