僕にとってスウィートなお相手

それってもしや君ですか?

何もかも無知な状態で宝塚ライビュを見たら

 

わたしには「田舎者が東京に住んでいるんだから」と、東京ならではのことを満喫するために張り切っている時期がありました。

 

その時に唯一叶わなかったもの「宝塚観劇」

 

宝塚に関しては全くの初心者な私、その当時ミュージカルとして有名なエリザベートが公演されていたこともあり当日券を買ってみようと色々調べて平日の10時(販売開始時刻)に東京宝塚劇場の地に降り立ったのですが、人気公演すぎて8時過ぎには並んでる人で締め切っていたようです。おそるべし宝塚の人気ぶり。

早起きは苦手すぎたのでこの一回きりで宝塚への挑戦は断念しました。

 

 

それから1年ちょいたった今、ツイッターでちょこちょこ「宝塚」「ポーの一族」というワードを目にする機会がありました。ポーの一族、わたしは全く知らなかったのですが有名な漫画らしいです。

…なんだかすごく好評みたい。

 

そんな時にポーの一族、千秋楽のライビュが行われることを知る。これなら気軽に観劇できそうだなと、とりあえず抽選に応募してみた私。応募したことも忘れてた3月頭に当選メールが来ました。

 

と、いうことで、何もかもが全く無知な状態で宝塚を初めて見に行ってきました。(ライビュだけど)

 

 

宝塚について私が知っている知識

◎女性ばかりのミュージカル

月組とか星組とか何かよく分からない組が4つくらいある

◎華やかで豪華だという噂は聞く

◎学校入るのが厳しいという噂は聞く

◎先輩に対しての規律も厳しいという噂は聞く

真矢みき(男役)とか黒木瞳(女役)とかがいた

 

…そんなもんです。大体の人が知っているであろうこんなことしか知らない超絶初心者です。

 

観劇前にせめてポーの一族のあらすじをざっと調べてから行こうと思ってたのに色々バタバタしていたためにこれまた超絶まっっっさらな状態で映画館へ向かいました。まじで、ベルサイユのばらみたいな外国が舞台な世界観の物語」くらいの情報しか頭に入っておりません。

 

宝塚の雰囲気を味わえば良い収穫だよなーくらいの気持ちで臨みましたこのライビュ。結論から言うとストーリーもある程度理解できたし楽しかったです。

 

 

始まって5分くらいは「?????これついていけるかな????」って感じだったのですが、15分くらい経てば「あっなるほどこの人が主役でこの人が妹でこっちが育ての親で吸血鬼の物語か!」程度には理解できました。ここまで理解できていれば普通にストーリー楽しめた。

 

これはライビュならではなんだろうけどカメラがアップになるから一人一人の動きも表情もよく見える。歌いながらあんなに大きく踊っているーすごいー!とかこの人ここでこんな表情しているのは何か意味があるのかな、とかまた引きで見るのとは違くて初心者には分かりやすかったのではないかなと思います。

 

 

とりあえず宝塚初心者が驚いたこと

 

①ダンスがかっこいい

フォーメーションというのかなんというか、それぞれが違う動きをしているあのダンスが圧巻。これ生で見たら迫力すごいんだろうなという感じ。

 

②生オケ

地味に存在を初めて知った。

 

③休憩

30分も休憩あるのかと。思ったより長い

 

④最後の華やかさ

ここが!!!これが!!!なるほどこれが宝塚か!!!!って感じでした。ストーリー上はこれで終わったよね?って思ったのになんだか急に大階段出てくるしたくさんの人が踊ってるし「なにこれエキシビジョン的な???自由表現的な???あれ主役の子はどこ???あの子は誰だっけ???」で最初は頭がこんがらがっていたのですが途中から無になってあの表現を味わう方向へシフトしました。

(髪型が変わるから誰が誰だか分からなかったのですが、途中真ん中で踊ってたあの子は最後仲間に加わったアランなのでしょうか?)

カーテンコール、最後の最後に孔雀みたいな大きなふっさふさの羽を背負った主役のエドガーが!!!!!!!これが!!!!!これが宝塚!!!!!すげーーーー!!!!!

っていう感じでした(小並感)

全くストーリー関係ないところで宝塚を強く感じた。これ他の作品でもこんな感じなのかしら。私が一番感動したのがこの最後の華やかさだった。

 

ライビュでももちろん楽しめたけど、宝塚という世界観を満喫するには生に限るのではないかな…と思った。私はいつか生で宝塚を観たいなと思えたのが今日の一番の収穫でした。

 

 

 

ストーリーに関しての感想は難しいので割愛します。永遠に生きるのって、未来が無いのか…と感じた。

 

 

ポーの一族千秋楽により、退団メンバーが4名ほど挨拶。

皆様の挨拶がネガティブ要素一切なく、「華やかな世界で〜」「キラキラした青春を〜」みたいな言葉を並べていたのに感心。心底そう思っているのかプロ意識により世界観を壊さないために言葉を選んでいるのか分かりませんがどちらにせよ感動モノであります。

 

主演の明日海りおさんのご挨拶が可愛らしくてこれまた印象的。ふわふわした雰囲気のお方でした。

 

 

文章がまとまっていませんが、「何もかも無知な状態で宝塚ライビュを見に行ったら」、普通にストーリーが理解できて楽しめるうえ華やかな世界を画面越しに感じ取ったために直接見に行ってみたくなっちゃうな〜〜でした!!!!!